2026年2月中旬、スペイン・マドリードで開催された「CoffeeFest Madrid 2026」にて、**「The World’s 100 Best Coffee Shops(世界のコーヒーショップ ベスト100)」**の第2回ランキングが発表されました。このランキングは、専門家パネルによる評価(70%)と一般投票(30%)を組み合わせて決定されており、コーヒーの品質だけでなく、バリスタの技術、革新性、サステナビリティなどが総合的に評価されています。
本記事では、世界第1位に輝いたアメリカのロースターと、日本からランクインした注目の2店舗を詳しく紹介します。
——————————————————————————–
1. 世界第1位:Onyx Coffee Lab(アメリカ)
「決して妥協しない」姿勢が切り拓くコーヒーの新基準
世界最高の評価を得たのは、アメリカ・アーカンソー州を拠点とする**「Onyx Coffee Lab(オニキス・コーヒー・ラボ)」**です。
徹底した透明性とサステナビリティ
オニキスの最大の特徴は、**「ラディカル・トランスパレンシー(徹底的な透明性)」**です。公式サイトでは、コーヒー豆の買付価格から輸送費、さらには最終的な利益に至るまで、詳細な財務データをすべて公開しています。 また、環境への配慮も徹底しており、焙煎所にソーラーパネルを設置してカーボンニュートラルを実現しています。
テクノロジーを駆使した焙煎
「Never Settle for Good Enough(現状に満足しない)」というモットーを掲げ、最新技術で最高の味を追求しています。
- 3種類の焙煎機の使い分け: 熱伝導方式(伝導熱、対流熱、輻射熱)が異なる複数の焙煎機を豆の個性に合わせ使い分けています。
- 競技会レベルの品質: 2021年世界バリスタ選手権2位のアンドレア・アレン氏をはじめとする世界トップクラスのチームが、クリーンで複雑な酸味を持つコーヒーを作り上げています。
——————————————————————————–
2. 日本第1位(世界24位):ULT Coffee Roasters(大阪)
世界チャンピオンが贈る「究極の一杯」
日本国内で最高位の24位に選ばれたのは、大阪・京町堀にある**「ULT Coffee Roasters(ウルト・コーヒー・ロースターズ)」**です。
世界王者によるアジアの拠点
2023年のワールド・バリスタ・チャンピオンであるボラン・ウム(Boram Um)氏によって、2025年1月に設立されました。この店舗は、アジアにおけるコーヒー豆卸売の拠点としての役割も担っています。
農園からの一貫したクオリティ
- 希少なシングルオリジン: ウム氏の実家がブラジルで営む農園の豆や、パナマ、コロンビアなど、厳選された希少なスペシャルティビーンズを提供しています。
- クリーンでモダンな味わい: 焙煎はグローバルな感覚を取り入れたクリーンなスタイルが特徴です。
——————————————————————————–
3. 日本第2位(世界28位):KOFFEE MAMEYA Kakeru(東京)
コーヒーを「美食(ガストロノミー)」として体験する舞台
世界28位(日本国内2位)には、東京・清澄白河の**「KOFFEE MAMEYA Kakeru(コーヒーマメヤ カケル)」**がランクインしました。
革新的な「コーヒーのフルコース」
ここでは、同じ豆を「コールドブリュー」「ドリップ」「エスプレッソ」「ミルクブリュー」など、異なる抽出方法で飲み比べる**「コーヒー・オマカセ(テイスティングコース)」**が体験できます。
バリスタが輝く設計
- 洗練された空間: 築50余年の倉庫を改装した店内は、バリスタの所作を美しく見せる「舞台」として設計されています。
- プロ技術の掛け合わせ: 店名の「Kakeru(カケル)」には、焙煎士やパティシエなど、各分野のプロの技術を掛け合わせて最高の一杯を創るという想いが込められています。
——————————————————————————–
まとめ:世界が認めるコーヒーショップの共通点
今回のランキングに名を連ねたショップに共通しているのは、単に「美味しい」だけでなく、「透明性」「持続可能性」、そして**「コーヒーを通じた感動的な体験」**を顧客に提供している点です。
大阪や東京、そしてアメリカのアーカンソーを訪れる際は、ぜひ世界基準の「究極の一杯」を味わってみてください。
——————————————————————————–
【参照元】

コメント